スマホの普及後、年賀状アプリといえばストアからインストールする無料アプリが主流となりました。
今はビジネスで使う書類や写真をファイリングしてスマートフォンで見るのが一般的なので、プリンターの使用頻度も少なく年賀状の印刷も店舗から自宅、ネットと変化しているのでスマホアプリの方がマッチしているのは理解できます。
しかし、年賀状作成の分野では、有料アプリと無料アプリの差は決して小さくはない。なぜなら、アプリにははがき作成ソフトとして君臨してきた歴史があり、さまざまなノウハウを受け継いでバージョンアップしているからです。

その中でも、今回紹介する「筆まめVer.36」「筆ぐるめVer.33」「筆王Ver.30」(いずれも午年2026版)は、20年以上使われているアプリケーションです。
最も格式の高い「筆まめ」は、30年前のPC-98シリーズから使われているアプリケーションです。
しかも、そのスペックがフリーのアプリケーションに劣るようでは、ここまで生き残れるわけがない。
さて、ここからは有料アプリ「年賀状」の隠れた魅力についてお話します。
2026年の年賀状作成は有料アプリもお試しあれ
有料のアプリというと、Adobeのクリエイター向けアプリケーションのように数万円するイメージがありますが、年賀状アプリの場合、3,000円から5,000円程度で利用することができます。
また、ここでは年賀状アプリと表記していますが、実際はオールシーズン対応のはがき作成アプリでビジネス向けの素材も用意されています。もちろん、内容は年賀状向けが多くなっていますが、素材の総数は数十万点なので年賀状以外にも十分な素材が揃っています。

アプリケーションの使い勝手や効率性も十分に考慮されており、操作性もインターネット環境に依存しないため、すべてがスムーズです。
また、無料アプリケーションにはない多彩な編集が簡単な操作だけで可能なため、短時間で自分だけのデザインを作り上げることができます。
素材の数やグレードの多さ、効率的な操作性、カスタマイズ性能など、いずれも無料アプリより高いステージにあります。
数枚で使うなら必要性は低いですが、数十枚や会社として使うなら、作業にかかる工数だけを考えても十分価値があると思います。

ご紹介する3つのアプリはいずれも5台のPCにインストールできるため、個人利用であっても複数人で共有できる関係であれば、自己への負担は少ないと言えます。
以上が、ざっくりとした有料アプリのメリットです。この後、各アプリの特徴を紹介していきます。
筆まめ
起動すると、明るく操作しやすいインターフェイスが開きます。

わかりやすいマニュアルも用意されていますが、ほとんどのことが直感的に理解できます。いろいろな機能ができるからといってメニューが複雑なわけではなく、広いスペースに見やすく配置されているので、とてもシンプルに使うことができます。


素材数は45万点というのは、恐らくここでご紹介するアプリでも最多だと思われます。(オンライン素材活用)

年賀状テンプレートのほか、同窓会案内などのハガキ素材、賞状や熨斗、名刺、シール、DVDのレーベルデザインまで、さまざまなものがあります。
年賀状デザインはイラストが中心ですが、フォントもいいアクセントになります。筆まめでは155種類のフォントを取り揃えていますので、イメージに合うフォントがきっと見つかります。

さらに、デザイン(通信)面だけでなく、宛名面の機能でも、さすがに有料アプリ、痒いところに手が届き快適な使い心地です。
年賀はがきの宛名面の余白スペースが、はがきの種類によって異なるというのはこれまで気がつきませんでした。
無料アプリにも宛名書き機能はありますが、基本的には官製はがきと同じなので、余白の違う年賀はがきに直接印刷すると、想像と違うものが出来上がってしまいます。

この点、筆まめであらゆるタイプの年賀状を用意し、横書き用のフォームまで用意している。
しかし、宛名配列の文字数は、年賀状側だけでなく、受取人、差出人によっても異なり、さらに、このような選択も可能である。

これならベストポジションに綺麗な宛名書きができますね。
筆まめVer.33は6000円弱と少々お高いのですが、今回の3つのアプリの中では一番グレードも高いです。また過去に筆まめをインストール又はインストールCDなどがあれば、どんな古いバージョンでもアップグレード版がお使いいただけるので、その場合は3,280円とかなりお値打ちになります。
筆ぐるめ
有料年賀状アプリといえば筆者的にはこちら。私が初めて買った年賀状アプリであり、おそらく初めて買ったPCアプリでもあります。
当時はこれと筆まめとで迷ったのですが、筆ぐるめの方が一般的に人気がありました。

年賀状のデザインは、左上の「レイアウト」メニューから好きなデザインを選んで自分用にカスタマイズする方法と、白紙から始めて背景などのイラストパーツを配置する方法の2種類があります。
![年賀状のデザインの仕方は、左上の[レイアウト]から好みのデザインを選んで自分用にカスタマイズ](https://xn--cckvf7b655y4fvzu8a.com/wp/wp-content/uploads/2022/12/fudegurume02.webp)
先の筆まめと比較しても基本的な機能だけで言えば遜色ありませんが、筆ぐるめはリーズナブルな価格設定になっています。
特別な素材が収録されている筆ぐるめ30大盛が希望小売価格4389円、シンプル機能の筆ぐるめ28select版なら希望小売価格2178円

→筆ぐるめの詳細ページ

リーズナブルな価格でありながら、機能は満載。直接貼れる「お絵かきデコ」、簡単画像補正、簡単レイアウト、簡単筆ぐるめモードなど、優れたオリジナル機能で、1枚の写真から簡単にオリジナル年賀状を作成することができます。

特に筆ぐるめの多彩な画像補正は強みと言えるポイントでり、筆者も大変重宝しています。

大盛版とSELECT版の違いは、まずライセンス数です。大盛版では5インストールが可能ですが、SELECT版では1インストールに制限されています。また、提供される素材も異なり、大盛版で利用できる特典素材やクラウド素材は利用できない。ただし、SELECT版は大名版よりも素材が多いので、デザインで不便を感じることはないでしょう。


選択基準としては、両者の価格差はそれほど大きくないので、1台のPCにはSELECT版、2台以上のPCには大盛版と使い分けるとよいでしょう。
筆王
年賀状に沿った配置になっています。
しかし、ちょっと驚いたのですが、


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